飼い主は後悔している。
昆虫まで犬のブログで紹介してしまい、
犬が虫だらけになったことを想うと
涙が止まらなくなるのである。
犬は飼い主が38度の高熱で
フラフラになった時に、
体温計も風邪薬もなかったので
買いに行かなければならなかった。
犬の散歩もしなければならなかった。
しかし犬を連れて歩くなど、
無謀な体調だった。
犬は飼い主の体調を気遣い、
いつもはぐいぐい飼い主の太った体を
運動させようと走ったのであるが、
歩調を合わせ、ゆっくり歩いたのである。
薬局の前でじっと大人しく待ち、
薬を飲んでいる間も心配そうに見つめる優しく賢い子だった。
魚を乗っけたとか、
キャベツを乗っけたとか
四つ葉のクローバーを乗っけたとか、
飼い主の好きなように乗せて歩いたが、
犬の身体に合わないものも乗せたのに違いないと思うと
涙が止まらないのである。
近くのデパートで母と待ち合わせの予定を書いても
犬は文句ひとつ言うはずないだろ、
うちの太郎は、賢く優しく従順だった。
ちっちゃいことでちくちく言いやがるのは小型犬だぜ
なんだよ、大きな犬が飼いたいとかいってるわりに、
ケツの穴が小さいことばっかり言ってやがる
あ、ネズミだっけ?
猫とネズミじゃねぇですか。
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